ふいご祭り
休憩時間に社長(72歳)がよく昔の話をされます。
11月3日は「ふいご祭り」といって
ふいごを掃除してお供えをあげ、手をあわせて火に対する
畏敬と感謝をあらわす行事があって、拝礼したあと
皆でそのお供えを降ろして饗宴したそうです。
今よく耳にする針供養のようなものです。
ふいごって刀鍛冶とかの鍛冶屋さんに
あるものだと思っていたのですが、
昔は自分のところで使う刃物は自分で作っていたそうです。
鉄を熱して赤くなったところに鋼(ハガネ)をひっつけて、
まだ温度をあげると鋼は白いようなピンクのような色になるそうです。
その色の変化を見て熱する加減を調節するのは
長年の経験で培われるものなのでしょう。
昔を思い出して話される時の社長の眼は職人の魅力的な色をしています。
現在工場の中は高価な機械が並び、
ゴミ一つ無く空気清浄機で終日管理された環境です。
昔は汗を流し、身体で加工物体との対話を感じとっていましたが、
今は機械の稼動が一番良い状態に設定された室内温度に人が合わせ
機械が加工物の声を聞き、人はその機械が聞いた声を感じとらなけ
ればならないので昔よりもっと繊細な神経が必要になってきています。
それで、仕事が終わった時には、饗宴するような体力が残っていません。
今のように税務署が厳しく言わなかった時代、
工場で出た金属屑を売ったお金をプールして置いて
従業員との温泉行きの補助にしたり、
お小遣いをあげたりしていたそうです。
今は事務所に経理がいて、そんなこと絶対できない仕組みになっています。
自分は昼ごはんに味噌汁とふりかけだけという生活でも、
従業員にはジュースやお菓子をあげたい社長の気持ちが、
だんだん価値を持たない時代になっていていることに
寂しさを覚える此の頃です。
2011/8/24 経理担当
ふいご祭り
ふいご祭り
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ベトナムから持ち帰ったライチが芽を出し12センチになりました。
写真は作業現場の声に載せました。
営業品目
[加工分類]
マシニングセンタ加工
ワイヤーカット加工
NC平面研削加工
形彫り放電加工(社外)
[得意技術]
直彫り切削加工(プラスチック精密金型部品、プレス金型部品)
電極微細加工(狭ピッチコネクタ用など)
※主に手のひらに乗るサイズのもの
[産業分類]
治工具/通信機器/電子部品/その他
[取扱材料]
銅/銅合金/高硬度鋼/ステンレス(SKD11, HPM31, PD613, ASP23, HAP10など)