特許競争(読売新聞2011/9/19の記事より)
iPS細胞は京都大学で発見された時点で即、各国での開発特許の出願手続きを
進めるということがどれだけ重要な事か、将来の企業競争に大きな影響力を及ぼすか
ということが分かった。
特許の大切さの例
☆米ミリアッド・ジェネティックス社が乳がん等の原因遺伝子に関する特許を取得
結果その使用料が高額なため、カナダでは、それまで行っていた遺伝子診断を
取りやめる自治体が出た。
☆米企業が持つRNA干渉の技術
武田薬品が契約金150億円以上支払う
京都大学もiPS細胞に関しての特許取得に頑張ってはいるが
専門職員の人件費や年間数千万円にもなる特許の出願、維持経費
をまかなう研究資金が13年度末で打ち切られるそうだ。
期限付きの研究資金ではなく国家予算を確保すべきだ。
大学研究者は独創的な研究で優れた論文を書けばいいというのは完全に過去のものだ。
日本企業の将来を考える上でこの2つの文が重要な鍵だと思った。
2011/9/21 総務担当