確率論的リスク評価
原発は人がエラーを起こす確率、機械が故障する確率、
地震、洪水などの自然災害やテロをも想定して、確率論的リスク評価
をし、安全性を住民に説得してきたが
東日本大震災の津波は想定外であった。
東北地震は100年に一回、タイの洪水は50年に一回という。
企業会計においても、労働分配率とか、資本回転率とか沢山の
経営指標があるけれど、これも過去の統計から出てきた数値で
すべてが、転換期を迎えている今何を指標の中心に置くべきか。
経営学ではドラッカーが見直されているように、原点に立ち返って
目標を見定めることが重要で、非科学的ではあるが、
人の思いというものが、重量を増してきているように思う。
原発でも、情報を開示することで、不安は高まるが、
それを伝えた人へは、信頼が増すというように。
想定外という言葉から、少し考えてみた。
2011/10/24 経理担当