これからの企業
ジョブズ氏は技術者でも科学者でもないし、プログラムを書くこともできない。
しかし、新しいビジョンを示し事業として実現する起業家で成功した。
iPod、iPhone、iPadの中にジョブズ氏の会社で新たに開発したものはない。
さまざまな技術を組み合わせ、優れたデザインと操作感覚で、人々が欲しがるものに
仕立てた。その部品の半分以上が日本製
日本はモノづくりの技術はあっても、主役としての役割は果たせない。
その原因は、法律であり、また、大企業優位の考え方にある。
大陸法・・・・全ての事を事前に想定し相互に矛盾なく決めようとする
英米法・・・・問題が起きてから裁判の判決で解決する。
日本は訴訟文化になじんでなく、裁判になりそうな危い事業には手を出さない。
人材に流動性がない・・・大企業が優れた人材を抱え込んでいる
今後は機器よりクラウドのようなネットサービスを提供する企業が主役になりつつある。
時代の流れは繰り返されるというから、確固としたモノづくりの技術を磨いて行くべきか
それとも奇抜な考えを持つ人を発掘すべきか。
そう考えてくると、それぞれの人の持ち味を大切にする世の中が一番いいのでは。
東大教授 坂村健氏のコラムを読んで思ったこと。
2011/10/31 M/Y